虫垂炎の日帰り手術

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虫垂炎の手術と合併症

手術手技

手術手技

当院での日帰り腹腔鏡手術をご紹介します。

臍に1㎝ほどの穴をあけ、カメラと鉗子を入れて観察しながら虫垂を切除します。
虫垂に向かう血管を切って虫垂を根元で切断し体外に取り出します。

臍の創を1㎝と比較的大きく切らなければならないのは、虫垂を体外に摘出しなければならないからです。
創は小さいに越したことはないですが、標本の出る手術では必ず1か所は1㎝以上の創をつけなければなりません。
そこで辿り着いたのが臍1か所(single port)での手術です。
この手技により体へのダメージを最小にしながら必要な部分だけを切除します。

合併症

同じように手術をしても合併症が起きることはあります。

感染 炎症がある時期の虫垂炎や穴が開いている虫垂炎では周囲が汚染されている為感染のリスクは上がります。虫垂は大腸の一部であり、虫垂内には便があります。炎症がおさまっている虫垂でも、一瞬とは言え切る際に腸管内が露出するため、感染のリスクはゼロではありません。
出血 体表の創からの出血と体内での出血があります。いずれも問題になるほどの出血は稀です。血液をサラサラにする薬を飲んでいる方はリスクが上がります。
縫合不全 虫垂切除術ではごくごく稀です。虫垂の断端は糸で縛っていますが、最終的にはご自身の治癒力で断端がふさがります。治癒がうまくいかないと断端が弾けて大腸に穴が開いた状態になります。可能性は低いですが、起きると緊急で対処が必要になります。

当院で行う虫垂炎日帰り手術の流れ

当院では初診を含め最短2日で治療が完了いたします。

※虫垂炎治癒後の待機的手術の場合です。今症状のある方には臨機応変に対応いたします。

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初診日

診察、血液検査、超音波検査を行い手術日を決定します
必要に応じてCT検査を追加することもあります
保険証かマイナンバーカードをご持参ください

※CTは別日になる可能性があります

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手術日

手術は1時間程度、麻酔終了後1時間~1時間30分程度ご休憩いただいてからご帰宅いただきます

当院では術後もお時間を取らせません

当院では術後の再診をお願いしていません。代わりに術当日、術後1日目、術後3日目にはお電話で体調を確認させていただいております。電話が苦手という方のためにLINEでの連絡に変更もできます。
もちろん再診も常に受け付けております。私達が必要と判断した場合には再診をお願いすることもあります。
これが安全を確保しながらも必要な治療を最小限のご負担で受けていただきたいという当院の理念に基づいた治療方針です。

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