虫垂炎とは

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虫垂炎の概要

虫垂炎とは・・・

虫垂炎とは・・・

虫垂は大腸に付着する管状の臓器です。この虫垂が炎症を起こした状態を虫垂炎と言います。
虫垂炎は俗に「盲腸」とも呼ばれますが、盲腸と虫垂は別の臓器です。

虫垂炎の分類

虫垂炎は進行度によりカタル性、蜂窩織炎性、壊疽性、穿孔性に分類され、カタル性虫垂炎と蜂窩織炎性虫垂炎は抗菌薬での治療が選択できます。
ただし抗菌薬の治療に失敗することもあり、抗菌薬で治療出来たとしても再発することがあります。
当院での虫垂炎手術は主に虫垂炎を抗菌薬で治療した後に再発を防止する目的で行います。
もちろん腹痛があり虫垂炎を疑う場合も対応はさせていただきますが、直ぐに手術が必要と判断される場合は近隣の病院を紹介させていただくことがあります。

虫垂炎の原因

虫垂は行き止まりのある管状の臓器です

虫垂は大腸とつながっており、便が虫垂の中にたまることもあります。
この便が固まると糞石になり、虫垂の中に詰まることがあります。
虫垂の中と外の交通が途絶えると虫垂内で細菌が大量発生します。
大量発生した細菌により炎症が起きた状態が虫垂炎です。
虫垂炎の原因は糞石だけではなく、リンパ組織の増大や腫瘍で虫垂が塞がれた場合にも起きます。

虫垂炎は防げないの?

よく「虫垂炎(盲腸)は予防出来ませんか?」という質問をいただきますが、特に予防する術はなく
虫垂炎が一度治ったあとで再発を予防する手立てとして手術があるというだけになります。
当院では日帰りでの腹腔鏡下虫垂切除術が可能です。

虫垂炎の疫学

虫垂炎患者さんの多くは若年者です

虫垂炎患者さんの多くは若年者です

虫垂炎は生涯7~14%程度の方が経験すると言われている病気です。
特に10~30歳代の方が多く、私達の患者さんもお仕事をされている若い方が中心です。
また虫垂炎の1~4%に腫瘍が関与していたという報告もあります。

休みを取りにくい方が多い

虫垂炎を患う方は10代~30代のまさに働き盛りの方が多いです。出来れば休みたくないという声も多く聞きます。
虫垂炎は頻度は高いですが、予測することや予防することは難しく突然起こります。
一度虫垂炎になった方の3人に1人は再発し手術を受けることになったという報告があります。
つまり一度虫垂炎になると虫垂炎になりやすくなるということです。突然の入院もあり得ます。
虫垂炎を薬で散らした経験のある方は、待機的に虫垂切除を行うことで将来の虫垂炎を予防することが出来ます。
当院では日帰りで腹腔鏡下虫垂切除術が可能です。一度ご相談ください。

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